乗馬お役立ちガイド
乗馬アイテムの選び方

キュロットの選び方

乗馬用のキュロット(Breeches)はサドルに密着する内股や膝、ヒップ部分にグリップ素材を使用した専用のウェアです。

マテリアル

キュロットに使われている素材は高機能繊維であり、スポーツ・ビジネス・ライフスタイル・ファッション・インテリアのための革新的な繊維製品から作られています。
安全で優れたデザイン、そしてエコロジーのために細心の注意がはらわれています。
4 way stretch、モイスチャーコントロール、UVカットなど、縦横の伸縮性が良く機能性に優れた素材です。
正しくお使いいただけると、長くお履きいただけると思います。

【洗濯時の注意事項】

  • ・裏返して洗濯してください。
  • ・漂白剤を使用しないでください。
  • ・乾燥機は使用しないでください。
  • ・アイロンは使用しないでください。
  • ・ドライクリーニングはできません。

フィット感やデザインとスタイル

キュロットは股上(浅め、深め)、 フィット感(ぴったり、ゆったり)など各タイプを揃えています。

初めてキュロットを選ぶ場合は何を気をつけて選べば良いですか?

TPOに応じて履き替えるキュロットですが、例えば「よりスムーズに脚を動かしたい」という方にはニーグリップタイプがおすすめです。膝の部分にグリップが使われたものは、より膝も曲げ伸ばしもスムーズで、お手入れや騎乗前後の作業も動きやすいです。フルグリップは「鞍との密着感が欲しい」「安定して座りたい」という方におすすめです。グリップ素材はストレッチ性に優れています。それぞれの目的に応じて、着心地の良いキュロットを選びましょう。

足首の仕様

ソフトレッグの仕様のキュロットは脱いだり着たりが簡単で、足首のごわつきがなく快適です。メッシュ素材は通気性も良い。

ヘルメットの選び方

ヘルメットはライダーを保護し、楽しい乗馬ライフをサポートする大切な道具です。騎乗中は必ずかぶりましょう。 慣れない馬の手入れの時なども安全のため、ぜひ活用して下さい。
暑い時期や寒い時期、どんな時にも快適にお使いいただけるヘルメット、また遊び心のあるデザインのヘルメット等、目的や季節に応じてお選びください。ヘルメットは強度を維持するために、日頃から丁寧にお取り扱いいただきますようお願い致します。

初めてヘルメットを選ぶ場合は何を気をつけて選べば良いですか?

乗馬というスポーツのためのヘルメットを選ぶ際には、先ず第一に、軽量で安全である事が大切です。
また、動いて汗をかきますから、お手入れが簡単であることも清潔で心地よいライディングをするための条件です。通気性が良く、オールシーズン使えるものを選ぶと良いでしょう。基本的に乗馬はアウトドアスポーツですから、突然の雨など天候の変化にも対応できる素材を選ぶ事も考えておいた方が良いでしょう。
安全性の面からも頭部の大きさに合わせてサイズ調節が可能で、そしてチンストラップはしっかりと留り、且つ着脱が簡単にできるものを選んだ方が良いでしょう。
自分の頭の形や大きさは数字だけではなかなか分かりにくいものです。それぞれ、商品によってヘルメットの形状も異なっていますので、かぶった時のシルエットも変わってきます。実際に試着して全体のシルエットを見てみるのが良いでしょう。

安全で楽しい乗馬のために

乗馬はアウトドアフィールドで行うスポーツであり、また危険が伴うスポーツです。アウトドアフィールドでの製品トラブルは重大な事態にも発展しかねません。「安全で楽しい乗馬」のために、日頃からのご注意、正しい使用方法・メンテナンス・保管をお願い致します。
当社の取り扱いヘルメットは乗馬用ヘルメットのヨーロッパ検査基準に適合していますが、使用3〜4年を目安に新しいものに交換することを推奨いたします。落馬等、強い衝撃を受けた場合には、見た目にダメージがなくても新しいものに交換してください。
人馬の安全のためにも、日頃から注意深く観察していただきます様お願い致します。
乗馬をより安全・快適にするための製品ですが、完全に安全が保障されるものではありませんことをご理解ください。

ヘルメットの機能

革新的なエアーベンチレーションシステムを採用し、ヘルメットの中を空気が通り抜ける構造のヘルメット。インナーパーツは取り外して手洗いが可能です。サイズフィット調節機能、取り外しが素早くできるチンストラップ等の仕様は、着脱が容易で快適な使い心地を実現しています。
ヘルメットのシェルは軽量ながら丈夫な一体型の構造で、衝撃からあなたの頭を守ります。

FEI

FEIはヘルメットの装着を推奨しています。

プロテクターの選び方

プロテクターの選び方のポイント

プロテクターは主として障碍・総合競技等におけるケガの予防策として用いられます。
大抵は保護したい箇所に厚手のパッドがついています。 主にマジックテープで固定するタイプが着脱が簡単で多く利用されています。ベルクロタイプやベルトタイプは、強く締めすぎると血行が悪くなたり、ゆるすぎると運動中にズレてしまい、運動を妨げてしまう上に擦れを起こしたりする場合がありますので力加減に注意することが大切です。
運動にあわせて使い分けを
馬場運動の際には肢によくなじむ肢巻やネオプロ素材のものを、障害の際には腱にあたる部分が硬くピッタリとフィットするものが適しています。
また、後肢用でロングタイプのものは、装着することによって馬が肢に違和感を覚え、飛越の際により後肢があがる、という効果もあるのですが馬によって個体差があるので指導員などに相談してからにしましょう。
肢を一周グルッと均等に保護してくれるタイプものはオールマイティに活躍できるでしょう。

種類と用途 1.運動用

蹄球・蹄冠を守るもの
オーバーリーチブーツなどは前肢のふみかけ防止に使用します。 ゴムのワンコだと、動くためにつなぎの部分(球節の下)が擦れてしまうという場合には、コブが内側についたタイプなどがピッタリフィットするのでオススメです。

蹄全体を守るもの
【ゴムわんこ・ベルブーツなど】
前肢のふみかけ防止に、また、障碍馬が横木に蹄をぶつけて痛めないように使用します。 扇型のベルブーツはベルクロで着脱できるのでゴム製のものよりも取り扱いが簡単です。

管・球節を守るもの
【プロテクションブーツ・リア プロテクションブーツなど】
前肢は管と球節を守ります。後肢は球節のみを守るタイプと管と球節を守るタイプがあります。

【フリースバンテージなど】
柔らかく馬の足にフィットするので硬いプロテクターのフィット感を嫌がる馬や、足元が敏感な馬にも使います。運動中にほどけて、ずれないように、なおかつきつく巻きすぎて動作の妨げにならないように巻くことが大切です。
【肢巻】 肢巻には使用目的が二つに分類されます。
①運動で使用 → 外傷予防はもちろん、正しい巻き方、適した素材のものを使用することによって関節や腱、靭帯の支持機能を補佐し、 腱炎や捻挫、骨折などの発生を予防するため。
②厩舎内で使用 → 肢を保温し血液循環を促し、腱や靭帯の疲労を速やかに取り去りタチバレ(肢のムクミ)を防止することや、 冷却の際に使用することで肢の炎症の予防・治療に使用するため。

上記2パターンでは、使用する肢巻の素材が異なります。運動の際には伸縮性のあるものを、厩舎用には厚みのある柔らかいものや 通気性のよいものが適しています。
肢巻を巻くときに注意することを簡単に挙げると、
①常に一定の力で巻く事。管の部分は普通に、球節などの関節部分はきつめに巻く。
②上から下に巻いていき、最後は巻き始めた所で巻き終わる事。
③前から後ろに、内側から外側に巻く事。
④留める際には肢の外側で留める事。

種類と用途 2.輸送用

トラベルブーツなど
馬が輸送時に馬運車の中でケガをしないように用います。飛節、膝から球節までカバーするものと管のみカバーするものがあります。
ショートタイプを使用する際には、ハックブーツやニーブーツを合わせてガードするのが良いでしょう。

種類と用途 3.厩舎内用

バンテージとパッドなど
厩舎内でのケガ防止及び足が腫れやすい馬に用います。バンテージの下にパッドを巻いて使うことが多く、きつすぎず、ゆるすぎず巻くことが大切です。